老舗なのに、窮屈じゃない。1940年創業の安定感と自由が並ぶ長野市の美容室
2026/10/27
長く働きたい。それでも古い慣習は避けたい、という本音

経験を重ねてきた方ほど、「この先も同じように続けられるだろうか」と考える時期があると思います。長く続けたい気持ちと、昔ながらの窮屈さは避けたい気持ちは、どちらも自然なものです。このページでは、その両方に向き合いながら、1940年創業の当店の働き方をお伝えします。
続けたい気持ちと、縛られたくない気持ちは両立してよい
長く働きたいと思うほど、「安定している店がいい」と感じるものです。一方で、安定を求めると、決まりごとが多くなり、自分のやり方を選べなくなるのではと心配になる方も多いと思います。
この二つは、本来は両立できます。続いてきた店の安心感があり、そのうえで働き方は自分で決められる。そんな店を探すのは、わがままではなく、これからの自分の時間をどう使うかという大切な選び方です。
たとえば、家族との時間を大切にしながら、仕事の腕も磨き続けたいと考えるのは、ごく普通のことです。どちらかを諦めずに済む店を選ぶことが、数年先の自分を楽にしてくれます。
店を選ぶときは、条件の一覧を見るだけでなく、その条件が毎日の暮らしのなかでどう働くのかを具体的に想像してみてください。たとえば、勤務時間が決まっていれば帰宅後の予定が立てやすくなり、朝礼がなければ出勤前の時間を自分のために使えます。小さな違いですが、積み重なると、働き続けられるかどうかに大きく関わってきます。
美容師の3年以内離職率は40.9%という数字
厚生労働省の理容師・美容師専門委員会(2024年)の資料では、美容師の3年以内の離職率は40.9%とされています。働き始めて3年のあいだに、およそ4割の方が職場を離れているということになります。
この数字の背景には、給料や休日だけでなく、勤務時間の長さや、店の慣習が合わなかったことも含まれていると考えられます。だからこそ、続けられる店かどうかは、求人票の条件だけでなく、日々の働き方の仕組みまで見て選ぶことが大切です。
この数字を目にして、不安になる方もいるかもしれません。ですが、数字は避けるためではなく、店選びで何を確かめるべきかを知るための手がかりとして使うのが良いと思います。
美容業界は、お客様と一対一で向き合う仕事が中心です。技術を磨くほど充実感が増していく一方で、働く時間や人間関係の負担が大きくなりやすい面もあります。だからこそ、仕事そのものが好きな方ほど、続けやすい環境を先に確かめておくことが、長く好きでいられることにつながります。
「老舗は窮屈」という印象は、どこから来るのか
歴史のある店と聞くと、「営業後の居残り練習が当たり前なのでは」「昔からの上下関係が残っているのでは」と身構える方もいるかもしれません。長い歴史があるほど、決まった習慣が積み重なっているという印象を持たれやすいからです。
ただ、歴史の長さと窮屈さは、本来は別のものです。続いてきた店のなかにも、習慣を見直し、働く人が楽になるように変えてきた店はあります。当店も、その一つでありたいと考えています。
もし今の店に窮屈さを感じているなら、その原因が店の歴史そのものなのか、日々の決まりごとなのかを分けて考えてみてください。原因が分かれば、次の店に何を求めればよいかが見えてきます。
書き出してみると、窮屈さの正体は一つではないことがよくあります。たとえば、拘束される時間の長さ、決まった集まりの多さ、意見を言いにくい雰囲気など、気になる点はそれぞれです。自分が何に疲れているのかを言葉にしておくと、面接で確かめたい質問も自然と決まってきます。
経験を積んだあなたが、次の店に求めていいこと
長く働いてきたということは、技術も、お客様との関係も、しっかり積み上げてきたということです。次の店に求めるものとして、「自分の仕事に集中できること」「時間を自分で使えること」を挙げるのは、当然のことだと思います。
当店は、経験を積んだ方が、これまでのやり方を大切にしながら、無理なく働き続けられる環境をととのえています。次の章から、その中身を具体的にお話しします。
経験のある方ほど、「今さら条件を言いにくい」と感じるかもしれません。けれど、長く働き続けるための条件を先に確かめておくことは、お店にとっても、あなたにとっても、入ってからの行き違いを減らすことにつながります。
当店では、経験や年齢を理由に、働き方の選択肢が狭まることはありません。技術を積み重ねてきた方が、これまでの経験を土台にしながら、自分の時間とお客様の時間を大切にして働けるよう、仕組みから見直しています。
80年以上続く店だから見える、安定の中身

当店は、長野市で1940年に創業しました。80年以上、同じ地域のお客様に選ばれてきた理容と美容の複合サロンです。ここでは、「長く続いている」ことが、働く方にとってどんな安心につながるのかを整理します。
1940年創業、理容と美容がひとつになったサロン
THE SCISSORS HANDS NAGANOは、1940年の創業から続く、理容と美容の複合サロンです。入口には白黒のバーバーポールが回っていて、理容の歴史を今に残しています。
理容と美容、どちらの技術にも触れられる環境は、スタイリストとしての幅を広げたい方にとって、働き続ける楽しみのひとつになると思います。
入口に回るバーバーポールは、理容の長い歴史を感じていただける目印でもあります。その歴史を大切にしながら、美容の技術や新しい設備も取り入れている。古いものを残しつつ、新しいことにも向き合う姿勢は、働き方の面でも変わりません。
長く続いてきたことは、お客様に選ばれ続けてきた結果
お店が80年以上続くということは、その間ずっと、地域のお客様に通っていただいてきたということです。景気や流行が変わるなかでも続いてきたのは、一人ひとりのお客様に丁寧に向き合ってきた積み重ねがあるからだと思っています。
働く側から見ると、お店の土台がしっかりしていることは、日々の仕事に集中するための安心につながります。来月、来年のお店の様子を心配しすぎずに、目の前のお客様に向き合えるからです。
もちろん、お店が続いていることと、あなたが長く働けることは、イコールではありません。大切なのは、続いてきた店のなかで、あなた自身がどんな働き方を選べるかです。次の章以降で、勤務時間や働き方の仕組みを、一つずつ具体的にご紹介します。
安定とは、同じことを繰り返すことではありません
長く続く店ほど変わらないもの、と思われがちです。けれど、当店では記録や確認の方法を、今の時代に合わせて変えています。
たとえば、お客様の施術の記録は電子カルテで残し、セット面には壁掛けのスマートミラーを備えて、履歴や仕上がりの写真をその場で確認できるようにしています。続いてきた店でありながら、道具や仕組みは新しくしていく。それが当店のいう安定です。
設備が新しいと、記録を取る手間が減り、お客様とお話しする時間を増やせます。変えるところは変えて、変えないところは守る。この使い分けが、続けるうえでの強さになります。
店を比べるときに、見てほしい3つのこと
長く働ける店かどうかを比べるときは、まず店が何年続いているか、次に勤務時間や会議などの働き方の仕組み、そして設備が今の時代に合っているか、の3つを見てみてください。
年数だけが長くても、働き方の仕組みが古いままでは、続けるほど負担が増えていきます。反対に、働き方が新しくても、お店そのものが続くかどうかが分からなければ、先の見通しが立ちません。この三つがそろっているかを、一つずつ確かめてみるのがおすすめです。
店を訪ねる機会があれば、設備や雰囲気だけでなく、スタッフの方がどんな表情で働いているかも見てみてください。日々の働き方は、言葉よりも様子に表れます。
老舗が古い習慣を持ち込まない理由

歴史のある店だからこそ、「続けてきたからこれからも」と古い習慣をそのまま引き継いでしまう場合があります。当店は、残すものと手放すものをはっきり分けてきました。ここでは、手放した習慣とその理由をお話しします。
無駄に長い拘束は、続けるほど疲れが溜まる
営業が終わってから何時間も残る、決まった時間までは帰れない。こうした長時間の拘束は、一日だけならこなせても、何年も続けるとからだにも気持ちにも負担が溜まっていきます。3年以内に4割の方が離れる業界だからこそ、続けるための余力を残すことが大切だと考えています。
当店では、無駄な長時間拘束をなくす方針をとっています。仕事が終われば、自分の時間に戻れる。そのシンプルな仕組みが、長く続けるための土台になります。
もちろん、技術を磨くための練習は大切です。ただ、それを誰かに決められた時間に、全員で行うのではなく、必要だと感じた人が自分のタイミングで取り組める形のほうが、身につく実感も得やすいと考えています。
拘束が短くなると、家に帰ってからの時間だけでなく、休日の過ごし方にも変化が出てきます。翌日の仕事に疲れを残しにくくなり、お客様とお話しするときの表情にも余裕が出ます。時間の使い方が整うと、仕事への気持ちも穏やかに保ちやすくなります。
初回クーポンの安売りに頼らない考え方
新規のお客様を呼ぶために、初回限定の大幅な値引きクーポンを出す店は少なくありません。ただ、値引きを目当てに来られる方が増えると、一人のお客様にかけられる時間が短くなりがちで、数をこなさなければ売上が立たない働き方になりやすいという面があります。
当店は、安売りで数を集める方法をとりません。一人ひとりのお客様と丁寧に向き合う時間を確保することが、スタイリストにとっても、お客様にとっても良い形だと考えているからです。
一人にかけられる時間が確保できると、お客様のお話を聞く時間も、仕上がりを確かめる時間も、ゆとりをもって取れます。結果として、また来たいと思っていただける関係につながると考えています。
朝礼も終礼もなく、ミーティングは年に1回ほど
当店には、朝礼も終礼もありません。全員が集まるミーティングも、年に1回ほどです。
決まった時間に集まって話を聞く習慣がない分、朝は予約の時間に合わせて、自分のペースで準備に入れます。必要な連絡は、その都度、必要な人どうしで済ませる。時間を使う場面を絞ることで、一日の流れがすっきりします。
会議が少ないことを、連携が弱いと心配される方もいらっしゃると思います。当店では、完全マンツーマンで自分のお客様に集中する形をとっているため、全員で共有しなければならない場面そのものが多くありません。
朝礼や終礼がないぶん、一日の始まりと終わりを、自分のペースで過ごせます。決められたことをこなすより、自分で決められることを大切にしている職場です。その分、準備は自分の仕事として、自分のタイミングで進めていただきます。
歴史を大切にすることと、慣習を見直すことは両立する
古い習慣を手放すことは、歴史を軽く扱うことではありません。80年以上続いてきたお店の価値は、お客様との信頼や、技術を大切にする姿勢のなかにあります。
だからこそ、働く人の時間を奪うだけの習慣は見直し、残すべき技術と信頼はこれからも守っていく。この線引きがあるから、老舗でありながら、窮屈さを感じにくい職場になっていると考えています。
当店の歴史は、続けることそのものが目的だったのではなく、お客様に必要とされ続けた結果です。これからも、その姿勢を守りながら、働き方は今の暮らしに合わせて整えていきます。
標準勤務9:00〜18:00で、夜の時間を取り戻す

働き方の安心を考えるとき、いちばん身近なのは毎日の勤務時間です。当店の正社員の基本は9時から18時で、夜の時間を自分のために使えるようにしています。
正社員の基本は9時から18時
当店の標準勤務は、9時から18時です。3年以内に4割の方が離れる業界では、勤務時間の長さが続けにくさの一因になりやすいため、一日の終わりを早めにしています。
18時に仕事が終わると、帰宅してからの時間に余裕が生まれます。夕食をゆっくり食べる、家族と過ごす、学びの時間に使うなど、一日の後半を自分で使える感覚は、長く働くうえで大きな差になります。
9時から18時という時間は、一日の大半を仕事に使いつつ、夜を残せる長さです。お客様の予約が終わった後に無理に残らなくてもよい仕組みなので、自分の予定を立てやすくなります。
夜の時間があると、暮らしがどう変わるか
夜の時間が使えるようになると、まず休息がしっかり取れるようになります。翌朝に疲れを持ち越しにくくなり、お客様に向き合うときの気持ちにも余裕が出てきます。
また、自分が興味のある勉強や趣味に時間を回せるようになります。仕事だけで一日が終わらない暮らしが、結果的に仕事への気持ちも長く保つことにつながると思います。
たとえば、夕方に買い物をして家で食事をつくる、習い事に通う、友人と会うなど、これまで諦めていた予定を入れられるようになります。
6時間の時短ユニットという働き方
時短で働きたい方のために、当店では6時間ごとのブロックで勤務時間を決める「6時間時短ユニット」を用意しています。たとえば、9時から15時、15時から21時のように、時間の枠をはっきり分けます。
枠が決まっていることで、「自分だけ早く帰って申し訳ない」と感じる必要がなくなります。お互いに時間のブロックを交代しやすくなるため、シフトの調整も分かりやすくなります。
時間をブロックで分けるため、勤務の組み合わせがパズルのように分かりやすくなります。結果として、周りの人も安心して予定を組めるようになります。
時短で働くと、暮らしのなかで使える時間がはっきり見えてきます。たとえば、午前に働く枠を選べば、午後は家族との時間や通院、習い事に使えます。反対に、午後から夜に働く枠を選べば、午前の時間を自分のために使えます。暮らしに合わせて枠を選べることが、続けやすさにつながります。
出勤を遅くする日、早く上がる日の伝え方
あらかじめ予定を立てて、出勤を遅くする日や早く上がる日をつくることに、特別な理由は必要ありません。ただし、早く帰る日は、「今日は早く帰ります」と一言だけ伝えてください。
一言があれば、周りの人も予定を組みやすくなります。理由を説明しなくてよい分、気を使いすぎずに済み、お互いの時間を尊重し合える関係が保てます。なお、決めた勤務時間に不意に遅れてしまった場合は、その理由を伝えていただいています。
予約が終わったあとの退勤についても、決まった時間まで残る必要はありません。お客様の予約が終われば、自分の予定に合わせて退勤できます。ただし、お客様がいらっしゃる時間帯は、約束した勤務時間をしっかり守る。この線引きがあるから、お互いに気持ちよく働けます。
人生の変化に合わせて、働き方を選び直せる

長く働くあいだには、結婚や育児など、暮らしの景色が変わる場面があります。そのたびに、働き方も選び直せることが、長く続けるための大切な条件になります。
正社員と業務委託を、切り替えられる
当店では、正社員と業務委託という二つの働き方を、暮らしの変化に合わせて切り替えられます。会社に自分を合わせるのではなく、自分の暮らしに働き方を合わせるという考え方です。
働き方の選択肢が少ないままでは、暮らしが変わったときに続けることが難しくなります。当店は、その選択肢を最初から用意しています。
暮らしの状況が落ち着いたら、また元の働き方に戻すことも選べます。一度の選択で将来が決まらないことが、安心して長く働くための土台になります。
切り替えは、その時点の暮らしに合う形を選び直すためのものです。収入の形も、時間の使い方も、状況に合わせて見直せる。そう考えると、働き方を選ぶことへの不安は少し軽くなると思います。
切り替えのタイミングは、3か月または半年ごと
働き方の切り替えは、3か月または半年ごとに行えます。一度選んだら変えられない、という形ではないので、まずは選んでみて、合わなければ次の区切りで選び直すことができます。
どちらを選ぶかを、一度で決めなくてよいという安心は、大きいものです。迷いながらでも、前に進めます。
正社員の安心と、業務委託の自由を比べる
正社員は、社会保険などの社会保障があり、評価も安定しているのが特徴です。基本給と歩合を選べるため、収入の形を自分で決められる安心があります。
一方、業務委託は、勤務の拘束がなく、成果が収入に反映されやすい働き方です。ただし、最低補償はありません。自分の状況に合わせて、安心を重視するか、自由と成果を重視するかを、その時々で選んでください。
どちらが良い、悪いという話ではありません。正社員は収入の見通しを立てやすく、業務委託は時間の使い方や成果の出し方を自分で決めやすい。それぞれに良さがあり、暮らしの状況に合う形は変わっていきます。面接では、今の暮らしでどちらが合いそうか、率直にお話しください。
結婚や育児で、暮らしが変わっても続けられる
結婚や育児などで、勤務時間を変えたくなる時期は誰にでもあります。そうしたときに、辞めるか続けるかの二択ではなく、働き方を変えて続けるという道を選べることが、長く働くうえで大切だと考えています。
これまでの経験を手放さずに、これからも仕事を続けていく。そのための選択肢を、当店は用意しています。
勤務時間を短くしたい時期は、6時間時短ユニットを使い、落ち着いたら標準勤務に戻す。そうした組み合わせも、働き方を選び直せる仕組みのなかで考えられます。
暮らしの変化は、ご自身だけでなく、ご家族の状況から起こることもあります。働き方を選び直せることは、そうした変化が起きたときに、仕事をあきらめずに済む安心になります。
長野市で、長く続く店の一員になるまで

ここまで読んで、働き方のイメージはつかめましたでしょうか。最後に、応募から働き始めるまでの流れと、気になることの確認のしかたをお伝えします。
面接では、働き方について何でも聞いてください
面接の場は、お店が選ぶ場であると同時に、あなたがお店を選ぶ場でもあります。勤務時間や働き方の切り替え、設備のことなど、気になることは遠慮なく質問してください。
聞きたいことを聞いたうえで、納得してから決めてもらうことが、入ってからの違和感を減らすいちばんの方法だと考えています。
お店の側から見ても、率直に質問をしてくださる方のほうが、入ってからの働き方をイメージしやすくなると考えています。
面接で確認しておくと安心な項目
面接では、たとえば、標準の勤務時間と休日の取り方、正社員と業務委託の切り替えの時期、時短で働く場合の枠の考え方などを聞いておくと安心です。
あわせて、ご自身が大切にしたい条件を先に整理しておくと、話がまとまりやすくなります。優先順位をつけておくことで、他の店と比べるときの基準にもなります。
比べるときは、条件の数字だけでなく、毎日の流れを思い浮かべてみてください。朝は何時に家を出て、仕事のあとに何をするのか。その一日を具体的に描けるかどうかが、長く続けられるかの目安になります。
今の店と比べながら、ゆっくり考えてください
長く働くための店選びは、すぐに決めなくてかまいません。今の店の良いところと、物足りないところを書き出して、当店の働き方と照らし合わせてみてください。
比べてみて、自分の求める働き方に合うと感じたときが、動きはじめるタイミングです。
まずは募集要項を見てみてください
老舗の安心感と、縛られない自由。その両方を大切にしたい方に、当店の働き方が合うかもしれません。募集要項では、勤務条件や働き方の詳しい内容をご覧いただけます。
長野市で、長く続けられる店を探している方は、ぜひ一度ご覧ください。
応募のあとの流れや、働き方の詳しい内容は、募集要項のページにまとめています。気になる点があれば、面接の際にも遠慮なくお聞きください。


